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冬のバイクのバッテリー上がりに要注意!おすすめアイテムと対処法
こんにちは!現役バイク屋店員の諭吉です!
バイクのオンシーズン、皆さんバイクに乗っていますか?
段々と冬に近づいて来て、肌寒くなってきましたね
自分自身の防寒対策も必要ですが
バイクも注意しないとツーリング先で
突然エンジンが掛からなくなってしまうなんてことも…
原因として冬のバイクはバッテリー上がりしやすいんです!
バッテリーは寒さに弱く
気温0℃になると本来のパワーの半分程度しか
力を発揮できません
冷え込みが強くなる朝など
出発しようとしたら、エンジンが掛からなくなるかも知れません
冬のバッテリー上がりに要注意!
バイクにも冬に向けて対策が必要です!
おすすめのアイテムと万が一バッテリーが上がってしまった時の
対処法もご紹介します!
最後までお付き合い頂ければと思います!
それでは行ってみましょう!Let's ブンブン!
あなたのバッテリーは大丈夫?バッテリーの電圧チェック!
あなたのバイクのバッテリーを最後に変えたのはいつですか?
新品のバッテリーの保証期間は2年から3年が多いです
使い方にもよりますが
バッテリーの寿命としては
3年から5年くらいが限界かなと思います
エンジンを掛けていない時の電圧を「無負荷電圧」と言います
この時に「12.5V」を下回っている場合は、バッテリーの寿命かも知れません
また、エンジンを掛けている時の電圧を「負荷電圧」と言います
この時に「14.0V」を下回っている場合も、交換が必要かも知れません
充電して一時的に回復する場合もありますが
何年も使っているバッテリーであれば
交換してしまった方が後々トラブルになりません
最近のバイクはインジェクション車になり
バッテリーが命と言っていいほど大切です
ただ、逆を言えば、バッテリーさえ管理していれば
冬場にエンジンを掛けなくても、春先に掛ける時も
意外にもスムーズに掛かってしまいます
キャブレター車ももちろんバッテリーも大事ですが
キャブレターの詰まりの方が
エンジンが掛からなくなることが多いので
乗らない時期でもこまめにエンジンを掛けてあげることが大切です
(最終手段はキャブレターの清掃してあげれば掛かることが多いです)
話を戻しますが
すでに2、3年近く同じバッテリーを使い続けている方や
最近少しエンジンの掛かりが悪いと感じる方は
電圧をチェックしましょう
よく原付スクーターで
セルスターターとキックスターターが併用になっているものがありますが
セルで掛からなくなって、キックで掛けている方いませんか?
うちのお客様でも
そのうち、キックでも掛からなくなって
バイクを持ち込まれる方がいらっしゃいます
エンジンが掛からなくなってしまった場合
ロードサービスや診断料など
通常よりも費用が加算されることもあるので
必ず前もってバッテリーを交換しましょう!
バイク屋 or 自分でバッテリーの電圧を確認してみる
バッテリーの電圧を測る方法は
バイク屋さんで測定してもらうか自分で測るかの2つです
バイクによってはタンク下やカウルを外さないといけないこともありますが
一般的にバッテリーはシート下に収納されていることが多いです
ビッグスクーターや一部の外車は、バッテリーを確認するのも
大変なので、そういった場合はバイク屋さんに任せてしまった方が
良いかも知れません
基本的にはバイク屋さんですぐに測定できるので
電圧を調べるのにお金が掛かることはないと思いますが
自分でもカンタンに調べることもできます
自宅でも確認できるようにテスターを一台用意しておけば
整備にも使えるのでおすすめです!
高性能や高精度のものでなければ
安いもので500円から2000円前後で買えるので
持っておいても損はないでしょう
先程の
エンジンを掛けていない時に「12.5V」を下回っていないか?
また、エンジンを掛けている時に「14.0V」を下回っていないかを確認しましょう!
どちらも微妙な数値であれば
もう交換してしまった方が吉です
秘伝!バイクのバッテリーを長持ちさせる5つのポイント
使い方によって、バッテリーの寿命を伸ばすことも可能です
せっかくなら、メンテナンスをして長く使えるように心がけましょう!
なるべく長距離を走る
バイクに乗る時に
エンジンを掛けてから数キロしか走らずに
すぐに停めていませんか?
エンジンにはオルタネーターという発電機が付いています
エンジンを掛けて走ることによって、バッテリーに充電をしています
また、バッテリーに一番負荷が掛かるタイミングは
エンジン始動時です
つまり、短い距離しか走らないということは
バッテリーに一番が負荷が掛かったにも関わらず
充電もロクにできていないということになります
通勤通学や日常使いなら、そうなってしまうこともありますが
時間や余裕がある時に少し長い距離や時間を走らせることが
充電するにも適しています
グリップヒーターやUSBでバッテリーに負荷を掛けすぎない
今やバイクも電子デバイスなど
以前に比べて、バッテリーに多くの負荷が掛かっています
それに加えて、冬場に活躍するグリップヒーターや
スマホでナビするためにUSBの電源を取ったり
非常に便利になっていますが、その分、バッテリーへの負荷はより多くなってしまいます
バッテリーの容量や発電量によって
バッテリー上がりに繋がります
使わない時は電源をOFFにしたり
電源を繋がないようにしたり
バッテリーになるべく負担を掛けないようにすることが重要です
こまめにバッテリーを充電する
セルが弱くなってきたり、エンジンが掛かりづらくなってきたら
バッテリーを充電しましょう
また、なるべく長距離を走ることが望ましいですが
そんな時間もないという方もこまめに充電しましょう
充電方法は、バイク屋さんに持っていくか
自分で充電器を買って、自宅で充電するかになります
バイク屋さんに持っていく場合は
バイクごと持っていってしまうと
充電に最低でも6~8時間程度掛かるので
バイクを預けなければいけなくなります
なので、バッテリーをバイクから外して
充電してもらって、翌日取りに行く方が
楽チンなのでおすすめです
費用はバイク屋さんにもよりますが
1000円から2000円程度かなと思います
毎回、バイク屋さんに持っていくのも面倒であれば
自宅で充電できる充電器を買ってしまうのもおすすめです!
一度買ってしまえば、バイクを変えても使えるのであると便利です!
また、バッテリーの端子に付属のコネクタを付けてしまえば
わざわざバッテリーを外さなくても
そのまま充電器に繋げてしまえば充電できるので
かなり手間を省けるのでおすすめですよ!
ただ、バッテリーの充電中は
水素ガスが発生するので
火気厳禁で風通しが良い場所でするのが鉄則です
GSユアサさんのHPにて詳しく解説しているのでこちらも参考にして下さい
急速充電はなるべくしない
充電をこまめにすることは大事と言いましたが
バッテリー充電には「普通充電」と「急速充電」があります
急速充電は通常の普通充電よりも早く充電することが可能ですが
その分、バッテリーの寿命を短くする原因になります
応急的な場合以外は
普通充電をするようにしましょう
長期間バイクに乗らない時はバッテリーのマイナス端子を外す
冬の時期に乗らない方は
バッテリーを外しておくか、バッテリーの端子を外しておきましょう
充電が不足している状態で長く放置すると
バッテリーの寿命が短くなってしまいます
バッテリーをバイクから下ろすのが大変であれば
マイナス端子だけでも外して、自然放電しないようにしておきましょう
また、乗り始める時に充電をして
バイクに乗るようにしましょう!
謎メーカーの格安バッテリーは選ばないで!
最近、Amazonなどの通販サイトでも
バッテリーを買えますが
純正品よりもものすごく安い互換性のあるバッテリーが販売されています
そういったものは絶対におすすめしません
まさに安物買いの銭失いになりかねません
当たり外れも多いので
バッテリー上がりで入庫したお客様で
バッテリー変えたばかりと仰られて
見てみたら、得体の知れないバッテリーだったなんてこともあります
それから比べれば
値段は高くなりますがGSユアサ、古河など
純正メーカーのものであれば信頼性は高いですが
それでも高いという方は
台湾ユアサなどの互換性のバッテリーでも良いと思います!
それでもバッテリーが上がってしまった時の対処方法
それでもバッテリーが上がってしまうこともあります
その場でバッテリーを充電したり、交換することが望ましいですが
ツーリング先などでバッテリーが上がってしまった場合は
難しいので、その時の対処方法をお教えします
無理せずロードサービスを呼ぶ
ソロツーリングでバッテリーが上がってしまった場合は
素直にロードサービスを呼んでしまうのも手です
ギリギリエンジンが掛かったとしても
すぐに止まってしまうかも知れません
近くにバイク屋さんやパーツショップがあれば
押して行ってもいいかも知れませんが
無駄に体力を消費するのは避けましょう
万が一の時でも安心のロードサービス


ジャンプスターターで掛ける
バッテリー上がりの時はブースターケーブルで
他の車やバイクに繋げて、エンジンを掛ける方法が一般的です。
しかし、一人の時は難しいですし、ブースターケーブルをバイクで持ち運ぶのは
ツライですよね?
そこで今は小型のジャンプスターターが人気です!
ジャンプスターターのバッテリー性能も上がっているので
コンパクトでもパワフルです!
多機能なモデルも多いので、ジャンプスターター以外の機能で
スマホやタブレットなどのモバイルバッテリーとして使えたり
ライトが付いていたりとツーリングに持っていても
かなり使えると思えますよ!
楽天ランキング15冠達成のジャンプスターター
液晶ディスプレイ!保護機能多数!
メーカー保証12ヶ月付!
キャブレター車なら押しがけする(インジェクション車は不可)
基本的にはインジェクション車では使えませんが
キャブレター車であれば押しがけで掛けられるかも知れません!
慣れていないと大変なのと
基本的には後ろから押して貰う必要があるので
一人の場合は難しいですね
坂道を使うこともできるかも知れませんが
あまりおすすめはしません
キャブレター車に乗られている方なら
練習しておいて損はないと思います!
バッテリーは日々のメンテナンスでトラブルを防げます
いかがでしたでしょうか?
バッテリーが上がりやすくなるこの時期
ツーリング先でトラブルにならないように
しっかりと日常的にメンテナンスをしましょう!
メンテナンスすることで長くバッテリーを使うことも可能です!
それでもバッテリー上がりになってしまうこともあるので
事前に準備や確認をしておくことも大切です!
皆さんの参考にして頂ければと思います!
最後まで読んで頂き、ありがとうございました!